はい、どうもみなさんこんばんは、かずくんです。
先日、『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』第12話が放送されました。
最終話まであと1話となりました。いやあ、早い早い。
公式からも次が最終回とのツイートがあったので、泣いても笑っても次回が最後なのは変わりません。まあ、今回に限って言えば、笑うところはなかったように思えますが…。
では、アニメマギレコ12話の感想、考察、気になった点を書いていきたいと思います。
毎度のことですが、僕は 『魔法少女まどか☆マギカ』は全話(映画も含めて)視聴済み、ゲーム版のマギレコもプレイ(ストーリー完走済み)している、ということは言っておきます。(ネタバレがあるときは”ネタバレ注意”と事前に書いておくつもりですが、あくまでも”ゲームでのストーリーを知っている状態で書いている”ということをお忘れなく)
11話の感想と考察はこちらです。
感想
予想できたことではありましたが、今回はやちよさんの過去の話でした。
前回までの布石がここに活きてきた、という感じでしたね。
特にかなえさんの死亡シーンとメルちゃんの魔女化シーンは、ゲーム版で1度見たものでありましたが、やっぱりアニメのほうがよかったです。まあ、ゲーム版で見たのはかなり前なので記憶が風化している可能性はありますが…。
ていうかよくよく考えたら、 マギレコのキャラクターは魔法少女が魔女になること知らなかったんですね。まどマギ見てたのでその感覚が薄れていました。
さらに言うと、今回明らかになったように、神浜ではドッペルシステムがあるおかげで魔女化する心配がないんですよね。
だからこそ、今回、魔法少女が魔女化を知るときの絶望を新鮮な気持ちで見ることができました。まあ正直、まどマギ本編を見たときの驚きに比べると驚きは少なかったですが…。まあこれは仕方がない。初見ではないですからね。
そして、もう1つ。灯花ちゃんが相変わらずすごい。灯花ちゃん11か12歳だったと思うんですが、その年齢で魔法少女理論を組み立てたり、魔女化を防ぐためにドッペルシステムを作り上げたりするのはすごいですよね。天才です。
マギウスはそのドッペルシステムをもって神浜の魔法少女を救おうとしているわけですね。これに対し、いろはちゃんがどういう反応をするのかは次回のお楽しみ、と言ったところでしょうか。
次回、最終回がどうなるかは個人的にすごく気になります。
では、感想はここまでにして、気になった点や、考察について書いていきたいと思います。
魔法少女理論
『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』第12話より引用
(C)Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Anime Partners
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今回、灯花ちゃんが魔法少女のシステムを、「魔法少女理論」として理論化し、詳しく説明してくれました。まあ、とはいえ、まどマギを見ていた人にとっては今更な情報が多かったかな?
この魔法少女理論は基礎Ⅰ”ソウルジェム”、基礎Ⅱ”魔女について”、応用Ⅰ”ドッペル”から成る、おそらく灯花ちゃんが作り上げた理論です。応用Ⅱ以降があるのかは知りません。
基礎のソウルジェムと魔女については、まどマギを見ていた人なら既知の事実だったでしょう。重要なのはその次、ドッペルのほうです。
魔女化は不可逆反応であり、 魔女になった魔法少女が元に戻ることはありません。
対して、ドッペルは可逆反応であり、ドッペルとなった魔法少女は元に戻ることができます。これがドッペルと魔女の大きな違いです。
しかし、このドッペルと魔女はどちらもソウルジェムの穢れが用いられ、ソウルジェムが濁りきったときという発動条件が全く同じなのです。
つまり、このドッペルシステムの下では、魔法少女はドッペルにはなるものの魔女にはならないわけです。すごいシステムですよね。
現在は神浜しかドッペルシステムの効果は及ばないのですが、マギウスはこれを全世界に広めようとしているようです。
かなえさんとみかづき荘1期メンバー
『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』第12話より引用
(C)Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Anime Partners
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さて、今回はやちよさんの過去の話ということで、みかづき荘の前のメンバーがいろんなことがわかりました。
まず、1つ目がチームみかづき荘は1期と2期があるということ(今を3期と考えると、全部で1~3期まであるわけですが)。
2期メンバーに関してはこの次にまとめるので、ここでは1期メンバーに関してまとめようと思います。
1期メンバーはやちよさん、みふゆさん、かなえさんの3人で、マギアレコードの物語の約1年前に活動していました。まあ、やちよさんとみふゆさんに関してはご存命なので分かりますよね。
僕が紹介したいのは、かなえさん…”雪野かなえ”についてです。
まず、アニメ版だとわかりにくいですが、この子横乳がすごくえっちなんですよ。
忘れてください。
まず、この子の特徴として挙げられるのが、風貌がヤンキーのそれであるという点です。三白眼の持ち主であることや、武器がバールであること、あとは服装なんかからもヤンキーの匂いがしますよね。
実際のところ、ヤンキーかと言えばそうではなくて、その目付きの悪さから喧嘩事に巻き込まれることが多く、結果としてヤンキーのようになってしまったようです。
また、かなえさんは音楽が好きで、趣味でギターを弾いていたらしい。アニメでもかなえさんと一緒にギターが写るシーンがあるので、わかる人もいるんじゃないかな?
まあ、アニメでもやったように、最終的には魔女にソウルジェムを砕かれて死んでしまうのが残念なんですが…。
まあ、ゲーム版だと幽霊としてイベントに登場するので、かなえさんを掘り下げたい方で、ゲーム版未プレイの方はゲーム版をプレイしてみるといいかもしれません。
あ、そういえば書き忘れていたんですが、かなえさんのズボンの破れ具合はとてもえっちいんですよ。取り消し線の部分は気にしないでください。
メルちゃんとみかづき荘2期メンバー
『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』第12話より引用
(C)Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Anime Partners
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さて、今度はみかづき荘2期メンバーとメルちゃんについてまとめたいと思います。
アニメでもわかるように、2期メンバーはやちよさん、みふゆさん、鶴乃ちゃん、ももこさん、メルちゃんの5人。やちよさんとみふゆさんは1期からそのままで、そこに鶴乃ちゃん、ももこさん、メルちゃんが加わった形ですね。
そして、活動時期はかなえさんの死後の少し後からメルちゃんの魔女化までの時期です。ここで注意してほしいのは、鶴乃ちゃんはメルちゃんが魔女化したことを知らないということ。これは結構重要です。
やちよさん、みふゆさん、ももこさんはソウルジェムと魔女化のことを知った上で魔法少女の活動を続けているわけですね。ただ、同じチームとして活動することはなく、それぞれ別のチームで活動しています。それはおそらく、メルちゃんのことを思い出したくないから、そして魔女化のことから目を背けたいからでしょう。
鶴乃ちゃんはメルちゃんの魔女化について知らないので、やちよさんと再び同じチームになろうと思ったのだと思います。
では、あとはメルちゃん…安名メルについて書こうと思います。
メルちゃん実は…ボクっ娘なんです。
どうでもいい? どうでもよくないでしょ!? 重要ですよこの情報!?
取り乱しました。申し訳ないです。
メルちゃんがボクっ娘であることは置いといて、メルちゃんを紹介するのに占いという単語が必要になるということを覚えていてください。この後、占いという単語が多く出てきます。
まず、メルちゃんの趣味が占い。
そして、魔法少女になるときの願いが「凄腕の占い師になること」。
また、魔法少女となったときの武器もカード…占いに関係のある物です。
これらのことを見ると分かるように、メルちゃんは占いが大好きな魔法少女なんです。自分でも「占いはボク自身で、ボクのアイデンティティー」と言っているくらいですから、占いを好きな度合いはかなり大きいものだとわかります。
気になるその占いの精度ですが、魔法少女の願いによって手に入れた力なので、占いの結果が外れることはありません。
外れないというよりもむしろ、未来自体を占いの結果に誘導する、という言い方が正しいですね。アニメでもそれがわかるシーンがあったと思います。
そんなメルちゃんの最期は…皆さん知っての通り、魔女となってその生涯を閉じてしまいました。(その魔女というのが、このあと紹介する”卜者の魔女”です。読み方は”ぼくしゃのまじょ”ですね。)
しかし! 皆さん気を落とす必要はありません。
メルちゃんもかなえさんと共に、幽霊としてイベントに登場します。ちなみにそのイベントというのが「耳を撫でて彼岸の声」というイベントで、現在進行形で開催中です。開催期間は3/23~3/27と少し短いので、気になる方は早めにゲームをプレイすることをお勧めします。イベント終了後もアイテムを使用すればストーリーを見ることはできますが、限定アイテムの入手ができなくなるので、その点にはご注意ください。
卜者の魔女
『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』第12話より引用
(C)Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Anime Partners
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なんか1ドル札を逆さまにしたような顔(?)の魔女、卜者の魔女(ぼくしゃのまじょ)。
先に言ったように、この魔女は、魔法少女安名メルが魔女化した姿です。
「卜者」というのは、占いをする人という意味の言葉で、元の魔法少女であるメルちゃんが占い好きであったことからこの名前がついたのでしょう。
真名はEtteilla。読み方はおそらくエッティラだと思います。たぶん。
この魔女の名前の由来は、おそらく、フランスのオカルト主義者でタロット占いを一般に普及させた人物であるエッティラだと思われます。
今回のアニメ放送後、卜者の魔女の説明文が、ゲーム版マギレコ内の魔女・ウワサアーカイブに追加されたんですが、そこには、
卜者の魔女、その性質は開示。
様々な運命が集約された結界の中で、ひたすら真実を暴こうとする魔女。
過去、現在、未来に至るまで見渡せる魔女は、あらゆる運命を自分だけが知っていることに悦びを感じていて、飽きることなくテーブルのタロットを指し示す。
もしも来客があった場合は、自分の力を認めてくれる者だと思い、喜んで来客者に内包された真実を暴いて見せてくれる。
だが、見えるのは嬉しいものだけではなく、そればかりか、真実を認めると弟子にされてしまい、逃げられなくなってしまう。
もしも敵対すると、あらゆる苦悩を見せられるらしい。
と書いてありました。「あらゆる苦悩を見せられる」とあるように、ゲーム版でやちよさんとみふゆさんがこの魔女と戦った時には、2人を大きく苦しめることとなります。
あとは少しばかり小ネタを。
ゲーム版マギレコにおいて卜者の魔女と戦うことができます。卜者の魔女はタロットカードを用いて攻撃してくるのですが、その攻撃方法によって、使うタロットカードに違いがあることが上の画像からわかりますよね。
まず1つ目が”THE HANGEDMAN(吊るされた男)”のタロットカードで、タロットカードが逆向き(逆位置という)なので、「徒労」「痩せ我慢」「投げやり」「自暴自棄」「欲望に負ける」という意味になります。
2つ目が”THE DEATH(死神)”のタロットカードで、タロットカードが正しい向き(正位置という)なので、「停止」「終末」「破滅」「死の予兆」などの意味になります。
3つ目が”THE DEVIL(悪魔)”のタロットカードで、タロットカードが正位置なので、「裏切り」「堕落」「憎悪」「嫉妬心」「憤怒」などの意味になります。
こうしてみてみると、本当にマイナスの意味のタロットカードを出しているんですよね…。いやまあ魔女だから当然ではあるのですが。
卜者の魔女に関してはこれくらいでしょうか。
みふゆさんのドッペル
『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』第12話より引用
(C)Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Anime Partners
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生業のドッペル
その姿は、鳥捕り。
この感情の主は現実を生きるため、この一体型ドッペルも含めたあらゆるちからを利用する。
地面に落ちた自らの影から「白糖雁」と呼ばれる無数の鳥型手下を呼び出し相手を攻撃する。
白糖雁はぶつかるだけで対象に甘味を認識させ、一度その味を知ってしまった者は中毒症状を引き起こす。
その特性から少量を相手にぶつければ多少の嘘偽りなら許して貰える。
舌と両腕がドッペルに変化するため、ドッペルを出している間は喋ることができない。
という言葉で説明されている、今回登場したみふゆさんのドッペル。
真名は”HEVELIUS”で、ヘヴェリウスと読みます。
こぎつね座など計10星座の設定などを行った功績のある、ポーランドの天文学者ヨハネス・ヘヴェリウスが名前の由来でしょう。
また、このドッペルはファンの間では、『銀河鉄道の夜』の”鳥を捕る人”がモチーフなのではないかと言われています。こう言われている理由はいくつかあります。
1つ目が、マギレコのドッペルは『銀河鉄道の夜』のキャラクターをモチーフにしたものが多いということ。
例えば、いろはちゃんのドッペルの真名はジョバンナですが、これはヨハネに由来する女性名なんです。ヨハネに由来する男性名の場合はジョバンニとなり『銀河鉄道の夜』の主人公の名前と合致します。
また、やちよさんのドッペルの真名はカムパネルラですが、これは『銀河鉄道の夜』の主人公ジョバンニの親友と同じ名前です。
いろはちゃんややちよさんと同様に、みふゆさんのドッペルも『銀河鉄道の夜』のキャラクターがモチーフである可能性は高いわけですね。
2つ目が、”鳥を捕る人”はこぎつね座の化身だと考えられていること。
”鳥を捕る人”はこぎつね座の化身。ヨハネス・ヘヴェリウスはこぎつね座の設定を行った人物。こう考えると、一見関係なさそうな”鳥を捕る人”とヨハネス・ヘヴェリウスの関係性が見えてきますよね。
これら2つの理由から、みたまさんの生業のドッペルのモチーフは、『銀河鉄道の夜』の”鳥を捕る人”がモチーフではないかと言われているわけです。
ドッペルに関しては、みふゆさんのドッペルに限らず、様々なキャラクターのドッペルが考察されているので、一度調べてみると面白いかもしれません。
獄門の魔女と批評家の魔女
『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』第12話より引用
(C)Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Anime Partners
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今回は過去編ということもあり、かなえさんとメルちゃんに目が行きがちだと思うのですが、新たな魔女が登場したことにも目を向けてほしいと思います。
その1つである卜者の魔女はもう紹介したので、残りの獄門の魔女と批評家の魔女について紹介したいと思います。
まず上の画像の獄門の魔女について。かなえさんと相打ちになった魔女ですね。
獄門の魔女の真名は”OSHITI”。読み方はオシチでしょう。恋人に会うために放火したと言われている八百屋お七が名前の由来だと思われます。
画像では赤い手のようなものが見えていますが、本体は奥にある白い物(多分生首)です。
『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』第12話より引用
(C)Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Anime Partners
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今度は批評家の魔女について。4つの区を移動してきた強い魔女で、メルちゃんを魔女化に追い込んだ魔女です。
真名は”Raspberry”。読み方はラズベリーでしょう。
この魔女に関しては他には特に書くことはありません。
さいごに
ということで、『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』第12話の感想、考察、気になった点について書いてみました。
今回はやちよさんの過去編ということで、いろいろまとめたわけですが…。
まあ、誰も死なないっつーのはまどマギとか、その外伝作品ではありえないんですよ。
マギレコは今まで誰も死ぬことはありませんでしたが、今回はまどマギの片鱗が見えたということでしょうね。あくまで過去の話ではありますが。
個人的には、今回はかなえさんとメルちゃんを見つめ直すのにいい機会となったのかなと思います。ゲーム版でもかなえさんとメルちゃんを当てたので、これから順にストーリーを見ていくつもりです。
次回が最終回とのことなので、ゲーム版マギレコの未読ストーリーを読みながら待ちたいと思います。
では、今日はこの辺で終わりにしましょう。
読んでいただきありがとうございました。
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