どうも、みなさんこんばんは、かずくんです。
さて、本日ついに『マギア・レコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』の第一話が放送されました。
皆さん見ましたか?
見てないならさっさとブラウザバックして、録画なり、配信なり、abemaなりで見ましょう。
今回の記事は、タイトル通りマギレコ1話の感想と考察を書いていきます。
一応、僕はまどマギ視聴済み、原作ゲームプレイ済みだ、ということは言っておきます。(ゲームプレイ経験なしの人の感想が見たい! という方、僕ではその願いをかなえられませんので、速やかにブラウザバックをお願いします。もちろん、この記事を見てくれてもいいのよ?)
ゲームとの違いは書けたら書きます…。(多分かけないと思います)
感想
考察①オープニング
abemaTV『魔法少女まどか☆マギカ外伝 マギア・レコード』第一話より引用 (C)Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Anime Partners |
さて、オープニングで今後登場するキャラがわかるのはアニメの鉄則ですが、そのオープニングに、『魔法少女まどか☆マギカ』のメインキャラ、通称見滝原組の面々が登場しました。
・由比鶴乃 (ゆい つるの)
・二葉さな (ふたば さな)
・深月フェリシア (みつき ふぇりしあ)
・八雲みたま (やくも みたま)
・十咎ももこ (とがめももこ)
・水波レナ (みなみれな)
・秋野かえで (あきのかえで)
・アリナ・グレイ
この子たちはゲーム版のマギレコでも、かなり重要な立ち位置にいるキャラで(そう考えるとオープニングで登場するのは当たり前)、アニメ版でもその立ち位置は変わらなそうです。
abemaTV『魔法少女まどか☆マギカ外伝 マギア・レコード』第一話より引用
(C)Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Anime Partners
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はじめ見たときには、アリナさんの奥にあるアートがホーリーアリナの衣装なんじゃないかと思ったのですが、全然違いましたね。
ただ、オープニングにはウワサの面々も登場していたので、ホーリーアリナになる可能性は捨てきれません。
オープニングに関してはこんなところでしょうか。
考察②魔女BOXWOOD
一話でいろはちゃんが見慣れない魔女と戦っていましたよね。
ゲーム版でも登場しない魔女で、見たときには「お?」となりました。
それがこの魔女。
abemaTV『魔法少女まどか☆マギカ外伝 マギア・レコード』第一話より引用
(C)Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Anime Partners
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魔女文字を読むと「BOXWOOD」と書いてあります。これが魔女の名前でしょう。
BOXWOODは英語で”ツゲ”という植物の名前のことを指すらしい。
ツゲの花言葉は”禁欲”と”淡白”らしいので、この魔女の元の魔法少女は規律に厳しい委員長タイプの人だったのかもしれませんね。
そして、この魔女は宮沢賢治の『Tearful eye』がモチーフではないか、と言われています。
この「Tearful eye」は花壇の構想として描かれたものなのですが、いろはちゃんが二度目にBOXWOODと戦ったときに落ちた場所が神浜の花壇のようなところであったことや、「世界の花展」と書いてあるポスターが貼ってあったこととの関係性が疑われます。
考察③BOXWOOD戦闘時の魔女文字
いろはちゃんがBOXWOODと戦っているとき、魔女文字の書かれた看板が3回登場します。
それぞれ解読してみると、
「lesson1 become a puella magi」
「lesson2 kill the witch」
「lesson3 save lives」
となり、日本語に訳すと
「レッスン1 魔法少女になる」
「レッスン2 魔女を殺す」
「レッスン3 命を救う」
となります。
これはおそらく、いろはちゃんが魔法少女に変身し、BOXWOODと戦って猫を助けるという一連の動作か、魔法少女が魔女を倒して人々を助けるという魔法少女の存在意義のどちらかを表しているのだと思います。
まあ、前者でしょう。
特に深い意味はないんじゃないかなあ…。
考察④訳が分からないよってところ
マギレコ…というかまどマギには、たま~によくわからないシーンがあります。
まあ、大体そのシーンには深い意味が込められてたりするんですが…、今回取り上げるシーンは、その深い意味が微塵もわからないものでした。
下の画像がそのシーンの一部です。
abemaTV『魔法少女まどか☆マギカ外伝 マギア・レコード』第一話より引用
(C)Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Anime Partners
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猫のぬいぐるみみたいなものが一輪車でくるくる回っていたり、子供が逆さまで空中ブランコをしながら回っていたり、最後には観客席にいた子供を猫のぬいぐるみたちが大きな袋の中に突っ込んでいきます。
なんとなくサーカスっぽい雰囲気があるのですが、そう言い切れるかと言えば微妙。
いろはちゃんは観客席の最後列でキュゥべえと話しています。
そして、いろはちゃんの後ろやステージなどいたるところに、二種類の看板が貼ってあります。
その看板はそれぞれ、
「演者に物を投げないでください」
「途中で逃げないでください」
と書いてあり、これまた何のことかいっちょんわかりません。
「演者に物を投げないでください」は、実際のサーカスでもあり得そうですが、「途中で逃げないでください」という看板があることはないでしょう。
魔法少女の運命から「途中で逃げないでください」というのは合ってはいますが…、まあ、違うでしょうね。
考察⑤「私語厳禁」「お静かに」
abemaTV『魔法少女まどか☆マギカ外伝 マギア・レコード』第一話より引用
(C)Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Anime Partners
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abemaTV『魔法少女まどか☆マギカ外伝 マギア・レコード』第一話より引用
(C)Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Anime Partners
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BOXWOODとの二戦目にあたる直前、いろはちゃんと黒江ちゃんが電車内で話している場面の車内放送です。
それには、「私語厳禁」「お静かに」とそれぞれ書かれていて、また、よく見ると小さな文字で、
「The only Good Witch is a Dead Witch!」
「Speech is silver, silence is golden」
と書いてあります。
後者の「Speech is silver, silence is golden」は「雄弁は銀沈黙は金」と訳すことのできることわざで、イギリスの思想家・歴史家の、トーマス・カーライルが自身の著書『衣装哲学』で用いた言葉です。
意味はそのままで、「雄弁は大事ではあるが、沈黙すべきと心得ていることはもっと大事だ」という意味。
この直後に魔女と戦っていることを鑑みると、この電車が既に結界内ということも考えられる(?)ので、この「Speech is silver, silence is golden」というのは、魔女(というよりかは元の魔法少女?)の性質を表していると言えるかもしれません。
やはり、ツゲが”禁欲”という花言葉を持つのと、私語(話したいという欲)を厳禁しているのは関係がありそう、というか絶対ありますね。
前者の「The only Good Witch is a Dead Witch!」に関して、訳すとすれば「良い魔女は死んだ魔女だけだ」でしょうか。
これの元ネタっぽいのが「The only Indian is a dead Indian」という、フィリップ・ヘンリー・シェリダンというアメリカの軍人の言葉。(人種差別的な意味合いも含んでいる。近年稀にみる「良い~は死んだ~だけだ」という言い回しは、これが(知っているか知っていないかは別として)元ネタだと考えられる。)
これを逆説的にとらえると、「生きている魔女に良い魔女はいない」「生きている魔女は悪い魔女」という意味にとらえることができます。
死んだ魔女が良いか悪いかは置いておいて、確かに魔女というのは人に災いをもたらす厄災であり、悪いものであるのは違いありません。
こう考えると、「The only Good Witch is a Dead Witch!」という言葉にも納得がいきそうです。
考察⑥砂場の魔女zenobia(ゼノビア)
abemaTV『魔法少女まどか☆マギカ外伝 マギア・レコード』第一話より引用
(C)Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Anime Partners
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ゲーム版マギレコに登場する魔女、ゼノビアがアニメにも登場してくれました。
BOXWOODの時とは違い、まるで実家のような安心感がありました。
そして、安定して強い。流石神浜の魔女。
とはいえ、ゲーム版にも登場していることもあって考察できることああまりないんですよね…。
おそらく、モチーフは、3世紀に実在したパルミラ王国の女王のゼノビアという女性だと思われます。
歴史家のエドワード・ギボンが著書『ローマ帝国衰亡史』の中で、ゼノビアのことを「(ゼノビアがその末裔と自称した)クレオパトラに劣らず、貞潔と勇気は遙かに勝り、全ての女性の内で最も愛らしくそして英雄的とされた。歯は真珠のように白く、大きな黒い両瞳は不思議な輝きに満ち、魅力的な甘美さがこれを和らげていた」と記述していますが、”大きな黒い両瞳は不思議な輝きに満ち”あたりは、魔女ゼノビアにも見受けられますね。
ゲーム版マギレコには、魔女図鑑というものが存在していて、その中にゼノビアの記載もあります。それが下の画像。
魔女の説明文を見ると、女王のゼノビアと似ている点は結構少ない、というかない気がしますね。
あくまで似ているのは容姿だけなのか、それとも、モチーフがゼノビアじゃないのか。
このように、他の魔女にも様々な説明がされているのが、ゲーム版のいいところですね。
ゼノビアについての考察は見たことがないですが、他の魔女は魔女図鑑の説明をもとにした考察があったりしますので、そういうのも調べてみると面白いかもしれません。
考察⑦いろはちゃんの夢に出てくるカットイン
abemaTV『魔法少女まどか☆マギカ外伝 マギア・レコード』第一話より引用
(C)Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Anime Partners
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いろはちゃんが見た夢の中に、上の画像のようなカットインが6枚あったと思います。(画像は三枚目)
上下の端に魔女文字、左右に”解放”の二文字、真ん中に不可解なマークという構成は6枚すべて同じなのですが、上下の魔女文字で書かれていることとマークは6枚ぞれぞれ違います。
マークは意味を考えても全く分からなかったので、魔女文字のほうだけ取り上げてみると、一枚目から順に、
「we escaped from the ordinary」
「we do not care about what others think」
「we do not glorify the past」
「we do not tolerate anger」
「we do not rely on blood ties」
「we affirm ourselves at expense of our neighbors」
と書いてあり、訳すと(正しいかはわかりませんが)
「私たちは普通から逃げました」
「私たちは他人がどう思っていようと気にしません」
「私たちは過去を称えません」
「私たちは怒りを我慢しません」
「私たちは血縁に頼りません」
「私たちは隣人を犠牲に自らを肯定します」
となります。
このうちの一つ目の「we escaped from the ordinary」というのが、魔法少女になったことで普通ではなくなった、という意味なのは自明ですね。
三つ目の「we do not glorify the past」というのは、魔法少女になるときに願ったことを称えないという意味でしょうか…。(割と抽象的なので、”これ”と一つに定めることは難しい気もします。)
四つ目の「we do not tolerate anger」はよく考えずに魔法少女になってしまった自らへの怒りでしょうか。
いろはちゃんの夢には「神浜へ行こう」とする少女(おそらく魔法少女)がたくさん出てきますが、おそらくこの魔法少女のうちの一部は、黒江ちゃんのようによく考えずに願いを叶えた魔法少女だったのでしょう。
そういう魔法少女たちの心の叫びとも取れますね。
残りの三つはゲーム版を知っていればわかる内容だと、個人的には思っています。
ということで、この後それについて書いていきたいのですが…
ゲーム版をやっている人は、「解放」の文字が見えた時点で(というか展開を知っているのだから)マギウスが絡んでいるのはおわかりでしょう。
そのうえで書いていきたいと思います。
二つ目、「we do not care about what others think」は、普通に、魔法少女になったことを他人からどう思われようと気にしない、ととることもできます…が、魔法少女になったことを公言している魔法少女は絶対的に少ない(はず)なので、そういう風に解釈するのは、少し不自然な気がします。
マギウスとみかづき荘との戦いの際は、両者の思想の相違が戦いを加熱させていたことから、「we do not care about what others think」というのは、「他人にどう思われてもいい(、どんな方法でも構わないから、魔法少女という運命から逃れたい)」という魔法少女の心を表したものだと考えるのが自然ではないでしょうか。
そして五つ目の「we do not rely on blood ties」についてですが、これは単純に、マギウスという組織は頼るが、マギウスは血縁ではないってことだと思ってます。
最後に六つ目の「we affirm ourselves at expense of our neighbors」ですが、これはマギウスが魔法少女(自ら)を救うという目的のために、魔法少女ではない普通の人々(隣人)を犠牲にしようとしたことを指しているのは自明でしょう。
余談ですが、いろはちゃんが夢から覚める直前の、カットインが連続で映る場面にもマギウスのマークが映っていました。
まとめ
とりあえず、一話で気になったところを考察してみました。(考察らしい考察ができたかどうかは知りません。)
いやでもやっぱり、一話ということもあってかなり気になるところが多かった。
やっぱり一話は重要ですからね、マギレコの雰囲気はこんな感じっていうのを存分に見せてくれるように作られている気がしました。
実は僕が気づいていないところで、今後の伏線が貼られていたりするかもしれませんが…、それは今後判明するでしょう。
何はともあれ二話が楽しみですね。
待ちきれない…、というか、この記事書くのに時間がかかりすぎて二話が放送されてしまったので、この後すぐに二話を見て、また記事を書きたいと思います。
それでは、今日はこの辺で。
読んでいただきありがとうございました。
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